「世界に目を向けよう〜今、私たちにできること〜」の紹介

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会の成り立ちについて 「作文と教育」2014年12月号に掲載

●代表

 金子 玲子 / 三浦 直行 / 阿部 史朗

●あゆみ

 「世界に目を向けよう〜今、私たちにできること〜」は、1993年、浦和市立東浦和中学校教諭(当時)であった金子玲子氏(のちに、さいたま市立大原中学校教諭、さいたま市立岸中学校教諭)の平和へのあふれる思いから、顧問をしていた男子バスケットボール部などが中心となって浦和コルソにて写真展を開いたことから始まった。翌年には選択教科ワールドスタディーズや生徒会なども加わり、世界の現実を学習し、自分達にできることは何かということを考える仲間を広げた。その後も、問題意識をもち共に考えていきたいという卒業生などの有志が多く集まり、学年・年齢を超えた活動へと発展してきた。

 <「世界に目を向けよう〜今、私たちにできること〜」のあゆみ>

1992
    ネパールへ現状を視察に行く(金子先生)
1993
    第1回イベント開催
      浦和コルソ、蓮田で写真展(男バス他)
1994
    第2回イベント開催
      浦和東電ホール(選択教科ワールドスタディーズ・生徒会他)
1995-96
    第3・4回イベント開催
      浦和市立尾間木公民館(卒業生+在校生)
1997-98
    第5・6回イベント開催
      浦和市プラザイースト(英語部+卒業生+在校生)
1999-2000
    第7・8回イベント開催
      浦和市プラザイースト(英語部+卒業生+在校生+保護者)
2001
    第9回イベント開催
      さいたま市プラザイースト(生徒会+卒業生+在校生)
    毎月第三土曜日に、尾間木公民館にて学習会を始める。
2002
    さいたま市国際交流協会に加盟する。
    第10回イベント開催
      さいたま市プラザイースト(生徒会+卒業生+在校生)
2003
    第11回イベント開催
      さいたま市プラザイースト(生徒会+卒業生+在校生+ボランティア)
    学習会実施を毎月第一・第三土曜日に変更
    さいたま市立尾間木公民館文化祭
    フリーマーケット(さいたま市立尾間木小学校)
    さいたま市国際交流協会・ボランティア養成講座講演(市民会館うらわ)
2004
    フリーマーケット(北浦和HOPビル)
    第12回イベント開催
      さいたま市プラザイースト(生徒会+卒業生+在校生+ボランティア)
2005
    さいたま市国際NGOネットワークに加盟
    日本国際理解教育学会第15回研究大会にて活動報告
    第13回イベント開催
      さいたま市プラザイースト(在校生+卒業生+ボランティア)
    さいたま国際わくわくフェスタ(桜木小学校)
    ユース国際ボランティア養成講座にて活動報告
    ユニセフ ハンド・イン・ハンドに参加
2006
    さいたま市国際交流協会研修会に参加
    さいたま市国際NGOネットワーク総会に参加
    第14回イベント開催
      さいたま市プラザイースト(生徒会+在校生+卒業生+ボランティア)
    CVSGスタディーツアー参加者よりカンボジアでの体験報告を聞く
    尾間木地区文化祭に参加(尾間木公民館)
2007
    埼玉新英語教育研究会にて活動報告(仲本公民館)
    第15回イベント開催
      さいたま市プラザイースト(生徒会+在校生+卒業生+ボランティア)
    尾間木地区文化祭に参加(尾間木公民館)
    会則制定
    持続可能な開発のための教育の10年と市民学習にて活動報告(和光市中央公民館)
    平成19年度「彩の国国際貢献賞」受賞
2008
    さいたま市国際教育「世界の学び方」研修会で発表
    カンボジア視察(金子) カンボジアに海外ボランティア
    国連軍縮会議に参加
    さいたま市民ミーティングで報告
    第16回イベント開催
       さいたま市プラザイースト(生徒会+在校生+卒業生+ボランティア)
    尾間木地区文化祭に参加
    ユニセフ ハンド・イン・ハンドボランティアに参加
2009
    雑誌「あけぼの」にて活動事例発表(三浦)
    第17回イベント開催
       さいたま市プラザイースト(生徒会+在校生+卒業生+ボランティア)
    あしながPウォーク参加
    尾間木地区文化祭に参加
2010
    開発教育全国大会にて実践発表
    第18回イベント開催
       さいたま市プラザイースト(生徒会+在校生+卒業生+ボランティア)
    尾間木地区文化祭に参加
2011
    第19回イベント開催
       さいたま市プラザイースト(生徒会+在校生+卒業生+ボランティア)
    石巻にビデオレターを届ける
    尾間木地区文化祭に参加
    ユニセフボランティアに参加
2012
    わくわく国際フェスタに参加
    アイセック・教育同人社「リアル熟議」で発表(池袋アウルタワー)
    埼玉新英語教育研究会にて活動報告(浦和コムナーレ)
    アウシュビッツに平和メッセージを届ける
    第20回イベント開催
       さいたま市プラザイースト(生徒会+在校生+卒業生+ボランティア)
2013
    パートナーシップさいたまにて実践発表
    第 21 回イベント開催 プラザイースト
    さいたま市立大東小学校、社会科研究会(東 京学芸大附属竹早中学校)に出前授業
    ユニセフ写真展ボランティア
    JICA 地球ひろばへフィールドワーク
2014
    コムナーレフェスティバル、スポーツ&ワールド in さいたまで発表
    アウシュヴィッツ平和博物館(福島県 白河市)へフィールドワーク
    第 22 回イベント開催 プラザイースト
    さいたま市立大東小学校に出前授業
    国際ふれ あいフェアに参加
    ユニセフ写真展ボランティア
    「作文と教育」12 月号に会のなりたちが掲載
    ユニ セフ ハンド・イン・ハンド参加
2015
    コムナーレフェスティバル・被災地サロンで発表
    国連防災会議に参加
    名取市閖上地区へフィールドワーク
    ユニセフのつどいに参加
    さいたま市立大谷口小学校、 子供の家「楽育」に出前授業
    国際友好フ ェア、国際フエア、国際フエスタに参加
    復興支援ソング「風のいたずら」発表会
    加須ふれあいセンターへフィールドワーク、 第 1 回「ふれあい留学 in 加須」
    情熱の市民活動写真展で 発表 ぐるりパネル展に出展
    第 23 回イベント開催 プラザイースト
    さいたま市立宮前小学校、 さいたま市立大東小学校、 ハートランド浦和に出前授業
    ユニセフ写真展、 「子どもの権利条約 in 石巻」
    エンゼル協会募金活動
    ユニセフ ハンド・イン・ハンドに参加
2016
    グローバルセミナー、コムナーレフェスティバル、被災地サロンで発表
    北浦和小、大谷口小、大東小、子ど もの家「楽育」、「わくわく子どもの家」に出前授業
    第 2 回「ふれあい留学 in 加須」
    さいたま市動物愛 護センターへフィールドワーク
    第 24 回イベント開催 プラザイースト
    国際ふれあいフェアに出展
    ユニセフ写真展、 エンゼル協会募金活動に参加
2017
    サポセンフェスタに出展
    大戸児童館、 大谷口小、 大東小、 北浦和小、 中尾小、 大谷口中、 子どもの家「楽育」、 「ワクワク子どもの家」、 「子ども食堂」などへ出前授業
    JICA地球広場へフィール ドワーク
    教員のための国際教育セミナーで発表
    開発教育全研(自ラ)、県国際協議会などでワークショップ
    第 3 回「ふれあい留学 in 加須」
    第 25 回イベント開催 コムナーレ
    エンゼル協会募金活動、 ユニセフ ハンド・イン・ハンドに参加
2018
    北浦和小、中尾小、大谷口中、大東小、大谷口小、子ども食堂などへ出前授業
    サポセンフェスタに出展
    第 26 回イベント開催 コムナーレ・プラザイースト
    平成国際大学、尾間木公民館文化祭に出展 エンゼル協会募金活動など
2019
    屈巣小、北浦和小、大谷口小、大東小、東浦和中、宮前中、木崎中、上尾瓦葺中、川口市立高校、芝浦工大、尾間木児童委員研修会、子ども食堂などへ出前授業
    大宮国際中、平成国際大学、尾間木児童館フェスタ、サポセンフェスタに出展
    *第5回「ふれあい留学」
    第 27 回イベント開催 コムナーレ・プラザイースト
    DEAR未来の先生展で実践発表
    ネパールとの交流(大谷口小、田島中)など
2020
    Zoomでの学習会をスタート!
    双葉町へフィールドワーク
    第 28 回イベント開催 コムナーレ・プラザイースト
    グローバルシチズンシップ学習会 未来の先生フォーラムで実践発表(Zoom)
    ”伝え隊、学び隊、語り隊〜共に未来を語る仲間として〜”(JICAさんとの共催)をスタート(夏休み&冬休み)
    大谷口小、別所小、北浦和小、大東小(Zoom)、神田小、善前小、上尾瓦葺中、蕨高校(Zoom)芝浦工業大学(Zoom)などへ出前授業
    大谷口小”お家でチャレンジ”協力など
2021
    グローバルセミナー2021で実践発表
    和土小、辻南小、安行東中(校内研修)、川口北中(校内研修)でワークショップ
    さいたま市e-公民館  ”地球を守るSDGs”動画撮影に出演
    伝え隊、学び隊、語り隊〜共に未来を語る仲間として〜(春休み編、夏休み編、冬休み編)開催
    さいたま市SDGsパートナー共同推進団体へ
    北浦和小、大谷口中、谷田小、辻南小、善前小、土合中、川口市立芝西中 陽春分校(川口夜間中学校)、道祖土小、 大東小、 芝浦工業大学などへ出前授業
    道祖土小&大東小ZOOm交流会
    大久保東公民館、北浦和公民館、馬宮公民館などでワークショップ
    第 29 回イベント コムナーレ・プラザイースト
    埼玉県ユニセフ協会20周年記念”地球への約束”協力
    未来の先生フォーラムで発表
    芝浦工業大学SDGs研究会で団体紹介
    大谷口小”お家でチャレンジ”協力 など
2022
    辻南小、谷田小、道祖土小、尾間木中、 あいぱれっと 北浦和公民館、上尾市文化センター、大久保東公民館、馬宮公民館
    仲町公民館、上木崎公民館、尾間木公民館、鈴谷公民館、大砂土東公民館、土合公民館、等でSDGワークショップ  
    さいたま市SDGsパートナーズ冊子掲載
    コムナーレフェスティバル(オンライン)に参加  
    ”3.11震災を忘れない集い(騎西高校)”に参加
    ”チーム馬宮”発足 シリーズで環境講座(全4回)
    ”あいぱれっと子どもプロジェクト”スタート (年間を通して全12回)
    ”プラスチックごみからアートを作ろう”ワークショップ開催 (北浦和公民館、馬宮公民館、あいぱれっと)
    ”伝え隊、学び隊、語り隊〜共に未来を創る仲間として〜”(春休み編、夏休み編、冬休み編)開催
    第30回イベント コムナーレ・プラザイースト
    東浦和中、大牧小、三室小、北浦和小、美園北小、大宮別所小、芝浦工業大学、上尾瓦葺中などへ出前授業
    川口多文化共生シンポジウムで発表
    芝浦工大 次世代SDGs研究会で発表
2023
    辻南小、谷田小、道祖土小、大牧小、大宮別所小、三室小、浦和大里小、美園北小、東浦和中、
    大久保東公民館、北浦和公民館、馬宮公民館、大砂土東公民館、仲町公民館、鈴谷公民館、領家公民館、あいぱれっとなどでワークショップ
    3.11 「震災を忘れない」(騎西高校での式典)に参加
    さいたま市SDGsパートナーズ交流会に参加、サポセンフェスタに出展
    “あいぱれっとSDGs子どもプロジェクト” (第2期 全12回)
    “馬宮子どもSDGsプロジェクト”(第2期 全4回)
    「伝え隊、学び隊、〜共に未来を創る仲間として〜」(春休み編、夏休み編)開催
    “夏祭り飾りde活動紹介“(コムナーレ)に出展
    第31回イベント コムナーレ・プラザイースト

●目的

 当会は、次のような目的をもって活動している。

・世界に目を向け、自己と世界との関わりについて考えるきっかけづくり。
・より良い社会づくり、未来づくりのために、今、自分たちのできることを考え、実践する。

●活動

  当会は上記の目的に基づき、「世界を知ろう」「海を越えての交流」「身近にできる国際支援」という三本の柱を掲げて活動している。「私たちにできること」とは、まず、世界を知ること。そして、その知識をより多くの人と共有し、共に考え、個々人の意識を高めること。そうした中で、自分たちにできることはないか考え、身近なところから行動することである。
 そのような理念のもと、2001年9月から行っている定期学習会では、個々人の調査資料や考えを持ち寄ったり、また学習教材に取り組んだりしながら、知識の共有と考えの深化を試みている。また、「向き合って、つながって、世界へ」をコンセプトに、ゲストティーチャーを招いての熟議なども行い、世代を超えたコミュニケーションも魅力の一つとなっている。また、現在まで20年にわたって年一回行ってきたイベント発表は、学習してきた内容を会の中だけで終わらせるのではなく地域にうったえることで、知識をより多くの人と共有し、共に考えていきたいという思いから行っている。

●わたしたちにできること

 まず、世界を知ること。そして、その知識をより多くの人と共有し、共に考え、個々人の意識を高めること。そうした中で、自分たちにできることはないか考え、身近なところから行動することである。例えば使い古しのプリペイドカードや書き損じはがきなどは捨ててしまえばゴミになるだけだが、各方面の支援団体に送ることで助かる人々もいるということ。一例だが、書き損じはがき1枚で安全分娩キット2個を買うことができたり、使用済みテレホンカードが医療従事者の派遣資金になったり、使用済み切手が自転車になったりするのである。

2023.07

http://worldfriends.naoyuki.info